表2−16 高齢者最近三か月間疾患種類別有病率 1993年 (%)
資料:表2−6と同じ。
1年間に私立の医療機関を利用したことのある台湾生まれの老人は約60%、公立医療機関を利用した人は29.2%であった。しかし、中国大陸生まれの老人は公立医療機関を利用した人が多く、65.7%に達する。これは中国大陸生まれの老人は、主に退役軍人で公立の「栄民医院」(退役軍人病院)を利用する人が多いためである(表2−17を参照)。彼らはそこで、無料に近い医療を受けることができる。 表2−17 60歳以上老人過去一年間医療機関利用率 1989年 (%)
資料:表2−3と同じ。 1989年の調査では、高齢者医療費の主な負担者は、やはり本人(40.3%)で、子供と保険がそれぞれ26.6%と27.2%、そして配偶者に頼るのが4.2%であった(表2−18を参照)。しかし、最近は国民健康保険の導入によって、医療費負担費は軽くなったと思われる。年齢別に見た場合、「本人」と「保険」による負担は加齢と共に減少するが、反面子供の負担は年齢とともに増加する。女性と無学の高齢者は子供
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